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肩書きはあまり気にしないのが吉です

 健康食品の広告や、どこぞのお昼の番組などで、よく見かけるのが医学博士の○○さんです。
 その他いろいろな商品にナントカ博士は出てきますし、どこそこの研究所で試験しました、的な記述も見つかります。これらの情報を載せるのは、そうした方が商品に対する信頼感を向上できるからでしょう。

 ところでこういった肩書き、必要以上に信用する必要はないかもしれません。

 ディプロマ・ミル(ディグリー・ミル)という言葉があります。日本語では良く「学位工場」などと訳されています。これはどういうものかというと、お金を払えば(時にはお金+形式だけの論文を出せば)学位が貰える大学のことです。まるでペーパーカンパニーみたいですね。
 wikiの記述が結構詳細なので、紹介しておきます。
 ページ下の、非認定大学一覧を見ると、結構な数のディプロマ・ミルが存在していることが分かります。

 博士を見かけたら、まずインターネットなどで検索してみましょう。その学位は本物ですか?(※1)

 さて、調べた結果、本当の博士だったりすることもあります。本当の博士だったらお墨付きと捉えていいのか、というと、それもまた微妙(^-^;

 まず、名前を勝手に使われている可能性があります。どこかの業者さんから電話がかかってきて、科学の基礎的なことを聞いてくるので、2、3教えてあげたら、後日その業者のパンフレットに名前が使われていた、なんていうことがあります。
 本人が承知の上で名前を出している場合でも、本人はごく限定的な保証だけしているつもりだったり。研究所の名前が出ている場合も、実は有害性の試験をしただけだったりします。それがまるで、商品の効果を証明しているかのように見えてしまうんですよね。

 困るのは、正式な学位を持っているトンデモさんだったりすることです(これが結構あるらしいのですが)。

 学者って、自分の専門分野では正確なことを言えるんですが、そうでない場合には素人同然の場合もあります。にも拘らず、自分は学者だから、専門外の事についても正しいことが言えるはずだ、と思い込んでいる方もいらっしゃるようです。
 だから、本当の学者だから言っていることは正しいんだ、と思うのではなく、その人がどんな専門分野でメシを食ってきた人なのか、業績を上げてきた人なのか、最近の評判はどうなのか、その辺りまで調べた方が無難です。語学博士が、健康食品の広告に出ていたりするかもw
 幸いなことに、最近ではかなりの情報がインターネットで手に入ります。きちんと調べれば、正解に近い判断が出来ると思います。
 そのインターネットが、逆にニセ科学蔓延の一因になっている面もあるんですけどね(^-^;

<注釈>
※1
 この表現、あまり適切ではないかも。ディプロマ・ミルの学位=ニセモノの学位と言ってしまって良いかどうか、ちょっとうまく判断付きません。一部の利用のされ方を見ると、そう言ってしまいたい気持ちは山々ですが。

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