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目ざめよ!

 新型インフルエンザ、国内で広がりを見せそうですね。大阪や神戸では小中高校が休校になるなど、かなりナーバスで大掛かりな対応になってきています。

 そんな中、週末大阪に行ってきます(^-^; 友人の結婚式なのですが、結婚式や披露宴って、インフルエンザとの相性があまりよくないですね。

1.いろいろな地域から多彩な人間(老若男女)が集まる。
 地域、世代を越えて感染が広がるきっかけになりそうですね。
2.開催を自粛しづらい。
 いろいろな方が、数ヶ月前からスケジュールを調整していますから。
3.マスクの着用を始めとする防護策が取りづらい。
 お祝い事の席でマスクをしている人は、少なくとも過去には見たことがありません。
4.仕事よりもむしろ休みづらい、かも(^-^;
 大切なトモダチのお祝いだし、多少無理してでも・・・と考えてしまいます。

 人が多く集まるといっても商業ベースのイベントなどと比べたら遥かに小規模なんですが、それでもちょっと注意しないと・・・マスク、一応用意しておこうかなあ。でもやっぱりつけないだろうなあ。

 閑話休題。

 ある日チャイムが鳴りました。インターホンをとると、相手は若そうな女性の声。

「はい」
「わたくしモニョモニョゴニョゴニョ」
「は???」
「ポストに入れさせていただいてもよろしいでしょうか」
「ああ、はい」

 早口で声も小さかったのでほとんど聞き取れなかったのですが、最後だけ聞き取れたので思わずOKしてしまいました。なにかの訪問販売だったのかなー。それにしては押しも強くなかったなー(※1)、と思いながら外出ついでにポストを見てみると、

P5170967

「ものみの塔」

キタ━(゚∀゚)━!!

 なるほど、聞き取れなかったのは宗教の専門的なことを言っていたから、という理由もあったみたい。
 とにかく売らないといけない訪問販売に比べれば、宗教の勧誘はオシが弱くなるのかな? 冊子をお断りされないように、と言う思惑なのかもしれませんが。

 前々から名前を聞いたことがあって、一度は調べておきたいと思いつつナニもしていなかったんですけど、ちょうどいいきっかけなので目を通してみました。(※2)

とりあえず目次をご紹介

<「ものみの塔」目次>
信仰とはなんですか
聖書に対する確信を養う
神についての正確な知識を得る
イエスについての真理を知る
疑念に立ち向かう
聖書中の絵画的表現を理解する
イエスから学べることー「終わり」について
神に近づくーエホバはご自分のことをこう説明なさった
邪悪な霊から自分を守りましょう
ブルックリン・ペテルー100年の歴史
若い皆さんのためにーイエスは誘惑に負けなかった
ご存じでしたか
読者の質問に答える

<「目ざめよ!」目次>
処方薬の乱用 どうすれば家族を守れるか
聖書の記録を裏付ける受領書
ストレスに押しつぶされる子どもたち
ヨーロッパにも象がいた時代
若い人は尋ねる どうすれば女の子に好かれるだろう
だれかが設計? 甲虫の外皮
熱帯雨林のハンター オウギワシ
甲状腺の具合はいかがですか
世界展望
答えてみましょう
どうすれば世の終わりを生き残れますか

 特集記事らしい「処方薬の乱用」に関しては,どこぞの好転反応商法のエゲツなさに比べると、ホッとするくらい当たり前のことが書かれています。
 医薬品の効用はあるものとして書かれているし,米国食品医薬品局の勧告を参照しつつ,以下のように明記してあります。

<「目ざめよ!」p.5より引用>
 ひとことで言うと,正しい使用とは,あなたの病歴を良く知っている医師の指示どおりに用いることです。これには,用量・用法を守ること,適切な医療目的で使用することが含まれます。それでも,思わぬ症状が現れることがあります。その場合はすぐ医師に知らせましょう。医師は,処方を変更あるいは中止するかもしれません。これは市販薬にも当てはまります。本来の用途だけに使用し,ラベルに記載されている指示に注意深く従いましょう。
<引用終わり>

 非の打ち所のない文章ですね。かと思えば・・・

<「目ざめよ!」P.10より引用>
 近い将来,あらゆる薬が不要になります。どうして不要になるのでしょうか。その時のことを,啓示21章3,4節はこう述べています。「神の天幕が人とともにあり,・・・神は彼らの目から全ての涙をぬぐい去ってくださり,もはや死はなく,嘆きも叫びも苦痛ももはやない。以前のものは過ぎ去ったのである」。
<引用終わり>

 なんてコトも最後の方で言っていたりしますが(^-^; まあ,そこは宗教の冊子ですから・・・「近い将来」とついている限りは問題ないのでしょう。

 冊子全体を見ると、「聖書の記録を裏づける受領書」とか「だれかが設計?甲虫の外皮」とか、やや香ばしい項目も散見されましたが,総論レベルでごく妥当なことを述べているところが大半でした。

<読み終わっての感想>
 私が宗教に疎いということもあって,内容は総じて分かりづらいです。聖書の内容に言及している部分は知らない人が読んだときに理解し納得できるような書き方がされていないし、(処方薬の乱用防止など)即物的な内容は、理解はしやすいけれど教義とのつながりがいまいち分からない。
 おそらくは信者の方たちに定期発行している機関紙を勧誘にも流用しているのでしょうけれど、勧誘には専用の、もうちょっと興味のない人もひきつけられるようなものを使った方がいいんじゃないかと思いました。

 それにしても、この冊子を読んで、その穏当さに安心してしまったのは、私の中に相当の偏見があったんだなあと、ちょっと反省。そりゃ全ての宗教・宗派が現代科学否定や創造論でゴリゴリに固まっている、なんてわけはありませんよね。一部の記事に隠しきれない願望が見え隠れしているとしてもw(※3)

 客観的に見て、宗教活動は社会に対してかなり有益な影響を与えうるモノだと私は考えています。悩みや不安を抱えている人たちの支えになるというだけでも大きいし、道徳や規律に関する基準を人々に与えうるし、実際そのように機能しているのでしょう。

 一部の極端な宗派あるいは特定個人の言動に引っ張られて、偏見を助長させないようにしていきたいですね。

 ・・・ところで宗教に対して「ニセ宗教」って定義付けできるのかしらん(※4)。

<注釈>
※1
 勧誘が控えめなのは好印象なんですけど、言っていることが分からないほど控えめだと、なかなか興味をもってもらえないんじゃないかといらぬ心配をしてしまいます。

※2
 ちなみに私はほぼ完全な無信仰で、宗教的な興味はありません。宗教の持つ社会的歴史的文化的な面に対しての興味なら多少あるんですが・・・今回読んだのは,宗教が科学に対してどのような価値判断をしているのかに興味があったからでした。

※3
 私としては「生物が発生し繁栄するような環境が地球上に保たれている」というだけで、神様の「すごさ」を示すには充分なような気がするんですけれど、それじゃダメなのかなあ。

※4
 私は勉強不足なので実情はどうなのか分かりませんが,ある宗教の信者が別の宗教の教義を批判しても、単にイデオロギーの争いとしか見られなさそうな気がします。
 もしそうだとするとやっぱり、インテリジェントデザインのように科学の領域を侵すものを批判するか、法的な判断基準で見るか、くらいしかないのでしょうか。
 高価な壺を売りつけるとか、セミナーや集団生活を押し付けるとか、大学のサークルを装って勧誘活動をするとか、不穏な活動に発展する「芽」のようなものも、ありそうに思うのですけど。

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