« 揶揄は楽しくなんかない・・・んだけど | トップページ | ニセ科学の深刻度を測る基準を検討してみる【ネタ】 »

マクロビについてのちょっとした感想

どらねこ日誌様の一連のエントリがとっても参考になったのでリンク。

<リンク1>
講習会でこんな話し聞いてきたのだけど(前編)
<リンク2>
講習会でこんな話し聞いてきたのだけど(後編)
<リンク3>
PCM

 チマタに氾濫するさまざまな健康情報に惑い,迷っているかた達、特に子育てをなさっているかた達には,一度は読んで欲しいな,と思いました。

 
 さて,最近マクロビの事を調べていて,とあるマクロビアンな方のブログのエントリ(※1)を拝見していたら,こんな事が書かれていました。

高校生になったばかりの娘が、学校の健康診断で「甲状腺肥大」でひっかかったのです。
(中略)
今まで大きな病気をしたこともなく、健康に関しては、食事やありとあらゆる面で人一倍気を配って生活してきたのに、そんなことありえない!姿勢が悪いせいで、そう見えるだけでしょ。
(中略)
甲状腺の病気は遺伝的な影響が大きいという説もあり、そんな体に産んでしまった私の責任だわ、と落ち込んでしまいました。

 とってもいい人,そして,とってもいいお母さんなんだろうな。でも,やっぱりコワいのです。体に良い事だけしていれば,病気になんかなるわけない,病気になるからには何か原因があるんだ(※2),そんな価値観が。
 全き自信。
 全き熱意。
 全き善意。
 でもその土台はマクロビ。

 長年信じてきて,健康な生活をもたらしてくれていると思っているモノをヤメるのは難しい事かもしれません。せめて現代医療を否定しない範囲でなさっている分には,まだ安心できるんですけど(※3)。

<注釈>
※1
 リンクやトラックバックをどうしようか,スゴく迷ったのですけれど,ヤメておきます。ただ傷つけて,かたくなにさせてしまうだけだろうから。
 でもそんな優しくて繊細な(娘さんが検査に引っかかっただけで自分を責めてしまう様な)善意の人が,ブログでマクロビを精力的に広めているわけで,どう反応すればいいのか悩みます。

※2
 病気にはもちろん原因があるのですけど,本来よりも遥かに狭く浅い範囲で原因が追及されがちな,そんな印象を受けます。

※3
 私の安心や心配は関係ないコトですね(^-^; でも万が一の事が起こった時に彼ら自身が抱くかもしれない後悔や悲しみを想像すると,ちょっとたまらない気持ちになるのです。ホメオパシーなどもそうですが,そういう事態を招かない範囲内で収まって欲しいなあ。

|

« 揶揄は楽しくなんかない・・・んだけど | トップページ | ニセ科学の深刻度を測る基準を検討してみる【ネタ】 »

マクロビオティック」カテゴリの記事

善意と正しさとニセ科学」カテゴリの記事

コメント

ご紹介下さいましてありがとうございます。
ハブハンさんのエントリ、『揶揄は楽しくなんかない・・・んだけど』を読んでから、う~んと唸りながら構成を考えたものだったりします。なので、とっても嬉しいです。
>万が一の事が起こった時
千が一くらいの事なのでは?と思ってしまうから尚のこと心配だったりしますよね。そうなった場合、将来子供は親に対してどんな思いを抱くのか・・・考えるだけで気が滅入ります。
ニセ科学の一次予防、二次予防、三次予防など考えて纏めてみたら役に立つかも知れませんね。
このエントリ、つづきがあるのでしょうか?楽しみにしております。

投稿: どらねこ | 2009年7月27日 (月) 08時14分

 どらねこさん,こんにちは。

>ハブハンさんのエントリ、『揶揄は楽しくなんかない・・・んだけど』を読んでから、う~んと唸りながら構成を考えたものだったりします。なので、とっても嬉しいです。

 いえいえ、こちらこそ、私のつたない文章が幾許かでもお役に立ったのなら嬉しい限りです。

 ブクマコメでtikani nemuru Mさんもお書きになっていたかと思いますが、Q&Aの形でとても平易な言葉で読み易くまとめられていながら、その実キチンとした知識と調査がバックボーンにあって初めて書けるモノだと感じました。とても勉強になりました。

>ニセ科学の一次予防、二次予防、三次予防など考えて纏めてみたら役に立つかも知れませんね。

 これ,面白そうですね。ニセ科学の蔓延度評価と,それぞれの蔓延度に応じた段階的対策みたいな。
 災害対策プログラムになぞらえて作ってみると,結構妥当なものが出来るかも・・・

>このエントリ、つづきがあるのでしょうか?楽しみにしております。

 うぅ、プレッシャーがw

 マクロビについては勉強不足が解消したわけでは無いんですが、一朝一夕に解消するものではないと悟りましたので、今の段階で一度まとめてみようとは思っています。まあ、元々勉強不足でもいいからとにかく声をあげようと思ってブログ立ち上げたんだしね(←開き直り)。

 ただし、総論賛成レベルのメタぶりっこなエントリを、伏線的にいくつか挙げてからにしようと思っていますので、実際にまとめるのはもっと先になるかと思います。ああ、その前に、「善意のヒト」に対する自分のスタンスももうちょっと煮つめておかなくちゃ。
 と言うことですので、あんまり期待せずに、あんまり期待せずに(重要なことなので2度言いました)のんびりとお待ちくださいね(^-^;

投稿: ハブハン | 2009年7月27日 (月) 20時57分

こんにちは。

玄米は美味しいですよね、全粒粉のパンも美味しい。

料理専門チャンネルのフーディーズTVに出てきたマクロビ料理研究家は、お洒落な格好だったり、逆にえらくシンプルで、単純にビジュアルに違和感がない。でもなんで卵や砂糖や牛乳を使わずに”もどき”料理を作るのかの説明は一切無し。
「マクロビでは”一物全体”、つまりまるごと食べるから、丸ごとエネルギーを得る事が出来るんです。」と最も一般受けしやすそうなフレーズだけ紹介してました。”身土不二”とか”陰陽調和”なんて途端に怪しさ爆発なフレーズは当然カットの方向で(笑)

服部幸應の『食育の時間』で食育とマクロビを安易に宣伝しているのも頭が痛いとこです。
http://www.jfn.co.jp/shokuiku/
栄養専門学校校長の癖に、あまりに迂闊だし、賛同しているなら不勉強に過ぎる。よくテレビに出る料理の人がお墨付きなんだから大丈夫・・・てなるでしょうが。

ちなみに件の料理番組で作られていた料理は、全然美味しそうではありませんでした。卵を使わないあんかけご飯でも美味しく作る事は可能でしょう、でもそれを天津飯と呼ぶ必要は絶対にないっ!・・・と思うんですヨ。

投稿: うさぎ林檎 | 2009年7月30日 (木) 14時20分

 うさぎ林檎さん,こんにちは。

 「一物全体」と聞くと,いつも疑問に思う事があります。
 なんで玄米どまりで,モミガラやイナワラは食べないんだろう?

 結局自分の好きなところで線引きしているだけに見えるのです。なにか合理的な理由があるのかなあ。

>よくテレビに出る料理の人がお墨付きなんだから大丈夫・・・てなるでしょうが。

 これ,ホントにそうなっていそうで怖いですよね。こういうヒトに自覚を持ってもらうのは難しそう・・・

>ちなみに件の料理番組で作られていた料理は、全然美味しそうではありませんでした。卵を使わないあんかけご飯でも美味しく作る事は可能でしょう、でもそれを天津飯と呼ぶ必要は絶対にないっ!・・・と思うんですヨ。

 昔中学の学校給食にやたら「○○風」とついていたのを思い出しました。「ビーフストロガノフ風」「海鮮風」「中華風」「あんかけ風」「お好み焼き風」・・・どんだけ自信無いねん(笑)
 私には「あんかけ」と「あんかけ風」の区別は付きませんでした。なにか明確な一線が有るのかも知れませんが。

 「天津飯風」も美味しいのかも知れませんが,私は普通の「天津飯」がいいです。タマゴ大好き☆

投稿: ハブハン | 2009年7月30日 (木) 18時58分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/204975/30709784

この記事へのトラックバック一覧です: マクロビについてのちょっとした感想:

« 揶揄は楽しくなんかない・・・んだけど | トップページ | ニセ科学の深刻度を測る基準を検討してみる【ネタ】 »