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読書感想_水は答えを知っている

 「水は答えを知っている」(※1)がアマゾンで1円だったので、思わずポチっと購入してしまいました。と思ったら、キャッシュバックで1円戻ってきましたw ま、送料はかかってますけど。

 この本は以前ちらっと斜め読みしただけで、本格的に読んだのははじめてだったんですが、こんなにハラハラドキドキの展開だったんですね。

 簡単にあらすじを、引用と感想を交えながら紹介すると・・・

「そうか、水を凍らせて結晶を見れば、まったく違う顔を見せてくれるのではないか」
 それは、私が新しい世界への冒険を始めることになった瞬間でした。水を凍らせ、その結晶を写真にとってみようというのが、私のアイデアでした。
 ひらめいたことは、すぐに実行しなくては気がすまないのが、私の性分です。さっそく私の会社の若い研究員に、この実験を始めるようにいいました。

 ( ´・ω・`) あー、研究員の中の人もかわいそうに。もしかして、入社したてでいきなり氷つくらされてんのかなあ。

 私はさっそく、かなり精度の高い顕微鏡をリースで借り、ふつうの冷凍庫で水を凍らせて、この実験にとりかかりました。しかし、常温で撮影するものですから、氷はすぐに溶けてしまいます。しばらくはまったく結晶の写真を撮ることはできませんでした。
 私は毎晩のように研究員を食事に誘い、彼が希望を失わないように励ましました。

 (;´Д` そりゃ、わけも分からず毎日氷を作らされてたんじゃ、イヤになるよ。でも命令には逆らえないのが勤め人の悲しいトコロ。内心どんなに嫌がっていても・・・

 実験を始めてから二か月がたち。ようやく一枚の写真が撮れました。水が見せたきれいな六角形の結晶写真です。喜びいさんで私のところに報告にきた研究員の姿に、私も思わず胸が熱くなりました。

 Σ(゚д゚;)!! け、研究員ーっ!! そっちイっちゃダメー!

 しばらくすると、水の結晶を撮っていた研究員が、とてつもないことをいい出しました。「水に音楽を聴かせて結晶を見てみよう」というのです。彼は、すっかり水の魅力にとりつかれてしまっていたようです。

 (;´Д⊂ 研究員・・・

 果たして研究員はダークサイドから無事帰還できるのか!? 以下次巻!

 えーと、大体こんな内容だったような気が(違)


 読んでいるうちに、「秘密の動物誌」という本のことを思い出しました。
ウィキの紹介文
画像検索結果
 失踪した動物学者が残した、知られざる生物の姿形や生態を記した膨大な資料を紹介している本、と銘打たれた本です。ただしこの本は制作ノートで、全てが「作り物」であることがきちんとネタ晴らしされています。

 その制作ノートから一部を引用。

 長い年月にわたる展開をとげるうちに、科学はきわめて特徴的な情報提示様式を発達させてきた。一般的にいって、科学の文体には多くの専門用語が含まれ−これは避けがたい−それとともに、どうにも無味乾燥な文章が書かれつづけている。洗練された優雅さや個人の感情といった、主観的なものにとどまらざるをえない要素は、どれもうわついたものだと見なされ、排除される。簡潔さこそ、最重要。科学の形式主義には「形式が内容を規定する」という潜在的メッセージが含まれているのだ。「科学的」テクストをまえにしても、素人はそこで使われる専門用語のために、それを理解することができない。それなのに理解しないままただちに、そこに語られる情報は真実だと思いこんでしまう。なんといってもそれは「科学!」なのであり、こうして科学は「現実」の独占支配を完成することになる。

(中略)

1988年、ニュー・ヨークの近代美術館で開かれた「秘密の動物誌」の展示を訪れた私は、フォンクベルタとフォルミゲーラの効果的な会場作りを、この目で確かめることができた。特に意味深いと私が思ったのは、展示場に入る観衆は、ここに展示された情報を本物だとあらかじめ思い込んでいる、という事実だった。ドイツ語「オリジナル」の動物学的記述に細心な英訳をそえ、細部を穿った写真、X線写真、またある種の動物たちが発する音声の「録音」テープなどを準備して、科学的な展示・説明方法の転覆的な使用を試みるこのふたりのアーティストは、観衆を、いま自分は美術館にいるのだということを忘れるようにと、執拗にしむける。観衆は展示されている動物たちの実在を、なかなか疑いはじめない。美術館と言う場所を舞台としていることで、この事態はいっそう、科学的文体がいかに強力な説得力をもつかについての、印象的な証明となった。

 私たちの「騙されやすさ」について、改めて考えさせられますね。

<2月9日追記>
 えと、もうちょっとちゃんとした感想は、次回書きます(^-^;
<追記終わり>

<注釈>
※1
 「水は答えを知っている」は「水からの伝言」の類型本。ってか、同じ著者。
 「水からの伝言」については、以下のリンクをご参照ください。

水からの伝言を信じないでください

やっかいな「水からの伝言」

「水からの伝言」をめぐって

「水からの伝言」に言語学の立場から反論する

 批判的なところばかりピックアップしてありますが、肯定的な文章が読みたいかたは、グーグルで検索すれば山ほど引っかかります。残念なことに。

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コメント

古本屋で50円均一以下なら買わないでもないのですが…。

図書館にあると悲しくなるので、そちらでは意地でも探しませんw

投稿: 山形ミクラス | 2010年2月 9日 (火) 22時00分

 山形ミクラスさん、こんにちは。

 いや、これはやっぱり買わなくてもいい本だと思います(^-^; 見どころはすでに私のエントリで紹介ずみですしw

 「水からの伝言」もそうですが、こちらも科学的な要素はゼロです。むしろ宗教本に遥かに近い。じゃあナニを科学と思ってしまうのか、について、もうちょっと考えてみたいと思います。

>図書館にあると悲しくなるので、そちらでは意地でも探しませんw

 ふふふ、図書館の検索システムで「マクロビオティック」を検索してみると・・・・ぐぎゃあぁぁっ!!
 てな感じで、ココロに深いキズを負いながら、以前マクロビエントリを挙げたのでした。ナニに打ちのめされるって、ほとんどの図書が「貸出中」になっているコトです・・・

投稿: ハブハン | 2010年2月 9日 (火) 22時26分

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