« ビタミンK2とホメオパシーの問題 | トップページ | ホメオパシーの許容範囲 »

ホメオパシーのコミュニティは狂信や盲信や迷信を排除できない

 今回の事件(ビタミンK2とホメオパシーの問題)に関連して、ホメオパスのかたがお書きになっているエントリを拝見しました。

ホメオパシーとプラニックヒーリングのHopな話さま、「あってはならないこと

 ホメオパシーを全否定するのは私の本意ではないのですが、今回はちょっと書きます。

以前、誰かからの話か、何かの本で読んだ気がするのですが、ビタミンKのかわりにレメディを飲ませるという話は知っていました。

でも、もともと体内に足りていない状態で、ましてや体内で合成ができないものを、成分の入っていないレメディで対応できるのかは非常に疑問でしたし、危険 だと思っていました。

何でもホメオパシーでというのは無理です。

予防接種についても、ワクチンを打つ代わりにレメディを使うという、考え方には賛成できません。
(本当に予防することが一番大事なら、ワクチンのほうが効果があると思ってます)

 たいへん穏当なご意見だと思います。
 しかし例えば、一部のホメオパスが「ビタミンKはレメディで代替できる」「ホメオパシーはあらゆる症状に効果がある」「ワクチンよりもレメディの方が効果が高い」という主張を行った場合、それに対してご自身の主張の正当性を、どのような形で提示しうるのか、私はとても疑問に思います。

 そして実際、ホメオパス、またはホメオパシーの団体は、一部のホメオパシー団体の荒唐無稽な主張・行動に対し、自らの正当性・優位性を示せておらず、今後も示すことは出来ないだろうと私は考えています。科学的な検証によって自らの有効性を否定されてしまうホメオパシーは、内部の異論に対して、科学的な検証を根拠としてそれを排除することは出来ないでしょうから。
 要するにホメオパシーのコミュニティは自浄作用を発揮していない、発揮しえない、ということです。

ホメオパシーがどうのこうの以前の問題もはらんでいるように思いました。

でも、これでホメオパシーのバッシングは激しくなるのでしょうね(ヤフーのトップのニュースに出たぐらいなので)。

 まず、外部からの批判を「バッシング」と表現なさっているのは残念です。多分「不当な」という意味を込めていらっしゃるのでしょう。
 内部でキチンと対処できるなら、外部からの批判は不要かもしれません。でも、自浄の仕組みを持たないモノに対して、外部からの批判がなくなったら、完全な無批判の状態にしかならないわけで、私はそれは、すごく恐ろしいことだと思います。
 「バッシング」があって、良かったですね。

<2010.07.12追記>
 私が書く程度のコトは、既にこちらで書かれていましたorz...

 kikulog様のエントリ、「ビタミンK問題: 助産院とホメオパシー[追記は随時あり]」のコメント欄。

 特にNATROMさんのコメントは、これ以上無いくらい簡潔でクリティカルです。すげー。

|

« ビタミンK2とホメオパシーの問題 | トップページ | ホメオパシーの許容範囲 »

ニセ科学の害」カテゴリの記事

ホメオパシー」カテゴリの記事

代替医療」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/204975/35715727

この記事へのトラックバック一覧です: ホメオパシーのコミュニティは狂信や盲信や迷信を排除できない:

» 捨て去られるもの [Chromeplated Rat]
こんなニュースを見かけて、あれこれと考えたりしたわけだけれど。 [続きを読む]

受信: 2010年11月18日 (木) 11時01分

« ビタミンK2とホメオパシーの問題 | トップページ | ホメオパシーの許容範囲 »