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私たちが目指すゴールへの道筋はたぶん、階段状になってる

 こちらの記事を読んで、ちょっとモヤモヤっとしてしまった。

Not so open-minded that our brains drop out.様のエントリ
ホメオパシー記事の訂正を拒む朝日新聞WEBRONZA

 その理由を考えてて、なんとか言葉にできそうだったので書いてみます。

 っと、誤解を避けるために最初に書いておくけど、私は、このエントリで書かれている内容、すっごく納得できるんです。
 にもかかわらず、一読して、違和感を抱いちゃった。
 その違和感の理由を、ずっと考えていたのだけれど、答えを見つけたような気がしてます。

 多分、Webronzaの対応は、私が今まで(生まれてこのかた)接してきたマスコミの対応の中で、もっとも誠実なものなのです。
 っていうか、自らのつむぎ出す文章で、自らの食い扶持を稼ぎ出さなきゃならない人間が書いた文章の中で、コレほど誠実なものはないって思えちゃうんだよね。

 理想論は理想論として私たちは持ち続ける必要があります。ベストが分かんなきゃ、ナニをベターとして採用すべきかも分かんない(※1)。

 で、理想としてどうするべきかを踏まえた上で、私はWebronzaの今の対応を、ベターなものとして、許容できます。

 んと、記事に含まれている誤りだとか、記事が引き起こす二次被害だとか、そのへんは全面同意。その上で、私は今のWebronzaのスタンスに、一定の理解を示せると思ってます。

WEBRONZAに不用意な記事が一つ掲載されるだけで(泣)
 そのとおり。

>ホメオパシー記事の訂正を拒む朝日新聞WEBRONZA
 そのとおり。

 でもなお、私はWebronzaに期待しています。正直、今までマスコミに一度たりとも抱いたことのない期待をいだいてる(※2)。
 すっごい、ドキドキしてる(※3)。

新聞社は脊椎動物というよりも個々の脚が独立した意思をもって動く軟体動物だという久保田氏の持論である。本来ならば新聞社は、編集部という脳が駄目な記事をリジェクトすることで品質管理を行うことができる脊椎動物であったはずだ。詳細はhttp://d.hatena.ne.jp/Mochimasa/20110109/p1

 「軟体動物」であったからこそ久保田さんのような立場が今の発言力を有しており、「脳」に影響を及ぼしうる活動を続けていられるのだ、と、私は感じます。
 んー、どちらかというと、私のほうがマスコミに対する不信感が強いのかも知んない(^-^; もしマスコミが「脊椎動物」だったら、封殺されるのは久保田さんたちの方、って思っちゃうのです。

<注釈>
※1
 ベターを隠れ蓑にして、ベストをないがしろにするヒトって大っきらい。そういうヒトってたいてい、妥協してるだけ(※4.)。
 でも今のWebronzaの対応は、ベストを踏まえつつベターを選択していると思えるのです。

※2
 同じ期待を他の人も持っているからこその苦言、ってトコロは、理解しているつもりです。「まだまだ」って言う人と、「よっしゃ、もっと頑張れ」って言う人の両方が必要だと思ふ。

※3
 長野剛記者にも、ドキドキしてる。

※4
 妥協って、別に悪いものじゃないよ? 自分がキッチリ自覚してるなら。

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コメント

あるべき姿を提示し続けることと、ありうる姿を模索し続けることは、構造上は両立せず対立し続けるものであるにも関わらず、どちらも必要なことなんですよねぇ。

最悪なのはどちらの立場もおのれに引き受けず(これは旗色を鮮明にすべき、と云う意味ではなく)上から両者を見渡してそこに別の意味づけをするだけでよしとするスタンスです。

投稿: pooh | 2011年2月12日 (土) 06時58分

poohさん、こんにちは。

 この件についてはまだ考え続けているのですが、マスコミという枠組みを重視するかどうかによって、結構評価が分かれるのかなあ、って思っています。

 私はマスコミの持っている(機能としての)能力に期待している部分はまだ大きいのですが、マスコミがあくまでもマスコミという枠組みの中で改善していこうとするなら、その道筋は、そうでないときとは違うものになるでしょう。

 それともマスコミ以外の枠組みが同様の能力を獲得できる道筋を探る方が早いのかな。分かりませんけど。

投稿: ハブハン | 2011年2月12日 (土) 08時12分

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