(昨日の続き)ホントに永久機関じゃないかどうか確認してみた
昨日のエントリをネタにして、ちょっと頭の体操をしてみました。なれないコトやってるので、間違ってたらごめんち。
以下のおはなしの大前提として、オオマサガス≒水素・酸素混合ガスとしておきます。
日テレホームページから、おさらい。
10kWhの電力を使ってできるオオマサガスと
同じ量のプロパンガスを混合すると
およそ40kWhの発電が可能だった。
プロパンガスだけなら20kwっ発電することがわかっているので
計算上、オオマサガスは
半分の20kWhを発電したことになる。
つまりオオマサガスが
2倍の電気を発電したということなのか?
この現象を(日テレさんの主張通り)燃焼効率のアップだけで考えてみました。「同じ量」ってのはモル量のコトだと推定。
まず、プロパンガスの燃焼によって得られる熱量を調べてみます。
http://www.chugan.com/news/nwes-eco.html
C3H8 + 5O2 → 3CO2 + 4H2O + 530(kCal)
他のページでもだいたい同じくらいの数字が出ていたので、まあコレで正しいでしょう。
次に、水素の燃焼によって得られる熱量。
H2 + 1/2O2 → H2O + 68(kCal)
ん? 同じモル量のプロパンガスと水素では、得られる熱量に約7.8倍の差があるんですね。
次に、一般の発電効率を調べてみます。ガスタービンとかかな。
こちらは、様々な数字が出てきます。
プロパンガスは、こっちのページなんか見てみると、家庭用、業務用ひっくるめて26〜33%位の数字になっていますね。ざっくり30%くらい、と考えられそうです。
水素は、燃料電池関係の効率はそこここに情報があるんですが、あれは化学反応ですよねえ。燃やしたときの数字はあまり出てこないです。ウラは取れませんでしたが「40%」という数字が見つかりましたので、もうコレでいいや(ぉ
集めた情報から、以下の仮定をおきます。
(1)完全燃焼させたとき、プロパンガスは同量のオオマサガスの7.8倍の熱量が得られる。
(2)プロパンガスの通常の発電効率は30%
(3)オオマサガスの通常の発電効率は40%
んで「プロパンガスだけなら20kwっ発電することがわかっているので」って書かれているので、上記の効率を当てはめると、
20(kWh)÷ 0.3 ≒ 66.6(kWh)
これが、プロパンガスを完全燃焼させたときの熱量に対応した数字。単位変換はめんどっちいのでパスw
で、ここから「オオマサガス」を完全燃焼させたときの熱量に対応した数字も出てきますね。
66.6(kWh)÷ 7.8 ≒ 8.5(kWh)
んー、「オオマサガス」を作るときに10kWhの電力を使っているので、電気分解の効率が約85%。まあ、そんなもんなのかな?
オオマサガスの発電効率が40%だと、
8.5 × 0.4(kWh) = 3.4(kWh)
単純に足し合わせで発電量を計算すると・・・
20(kWh)+ 3.4(kWh)= 23.4(kWh)
コレが、混合による交互作用が無いときの発電量です(日テレの説明文を読んでると30kWhだと思っちゃいそうだけど、そうではないですよね)。
日テレホームページでは、これが実測では「およそ40kWh」だった、としているので、差分である約16.6(kWh)が、燃焼効率のアップでもたらされたという主張ですね。
えと、仮にこの効率アップがすべてプロパンガス由来とすると、プロパンガスの発電効率は約30%から約55%に(1.83倍)。すばらしいですね。
最小限に見積もっても(オオマサガスの効率が100%として)約47.3%(1.57倍)。
マゼマゼするだけでコレが達成できるなんて、まるでうたかたの夢のようです。
夢のようではありますけど、とりあえず永久機関じゃなくてもいいみたい。よかったですね(o^-^o)
・・・うー、ちかれた。 数字は苦手なのです(^-^;
番組では大政さんは「永久機関なのだ!」と言いたげな口ぶりだったのですが、そうじゃなかったとしても、これだけの効率アップがホントに達成できるのなら、それは大きなインパクトのあるコトだと思います。でも、うーん、どうでしょうねえ(^-^;
あ、ちなみに、水を燃料に変える技術は、10年以上前に倉田大嗣さんが(ry
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