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電子レンジ有害論(2)_電子レンジのナニが有害だと言っているのか

<前回のエントリ>
電子レンジ有害論(1)_まずは電子レンジの仕組みから

 電子レンジ有害論では、電子レンジによってどんな悪影響があるといっているのか、調べてみました。

んで、色々たどっていくと、だいたい行き着くのはこちらのページ。

<リンク7>
Natasha TIMESさま

電子レンジで「チン」は健康に悪いというのは、本当ですか?

電磁波もれの危険性?
(中略)
電子レンジに使われているマイクロ波は、人体に当たっても放射線のような発ガンの心配はないとされます。しかし、部位によっては細胞内のたんぱく質が変性し、白内障などを引き起こす可能性があるほか、まだ完全解明されていない悪影響も心配です。

(中略)

加熱される食物が変化?

超高速振動による摩擦熱での加熱調理では、食品の分子・原子レベルで深刻な破壊活動がおき、栄養素が壊されるばかりでなく、私たちの体内では代謝できない構造に変性するといわれます。

電子レンジ調理は食物に発ガン性物質をつくり出し、いくつかの必須栄養素の変性をもたらすとして、1976年に旧ソビエトは、電子レンジの使用を禁止した経緯があります(安全性が確認されぬまま、ペレストロイカ後[1990年頃]使用はOKに)。

ある研究では、母乳を電子レンジで加熱することで、抗体と酵素の破壊が確認されています。別の研究では、電子レンジで調理された食品を食べることでの免疫系ダメージを示しています。ビタミンB12他、ビタミン類の破壊を示すものもあります。また、レンジ用製品のパッケージから毒性の強い分子が食物に移る可能性を示唆したものも…。

ヘーテル博士を中心に、スイス連邦技術研究所や大学の生化学研究所の研究グループによる信頼性の高い研究では、電子レンジで調理された食品の血液に対する影響が調べられており、ヘモグロビンの減少(貧血傾向)およびLDL(悪玉)コレステロールの増加が確認されています。

<リンク8>
 アンチエイジングの鬼さま
電子レンジにさようなら!

私は今までレンジを10年以上避けてきたのですが、今回この事を書くためにもう一度いろいろ調べていたら、もっと恐ろしい事を知ってしまいました。

私も正直調べていくうちに、びっくり仰天!
海外ではさまざまな臨床実験も行われていて、大変な事が分かってきています。

●ランセット誌1989年12月9日号に掲載されたリタ・リー博士の論文
乳児用ミルクを電子レンジ加熱すると、ある特定のトランスアミノ酸が合成シス異性体に変化した。さらに、Lプロリンというアミノ酸の一種は、神経毒性と腎毒性があることで知られるD異性体に変化した。

●1991年スイスの科学者ヘルテルが臨床実験。
電子レンジ料理を食べたあとに測定された血液検査の結果、貧血と同じ症状を示す。
白血球は電子レンジ料理を食べたあと顕著な増加。血液に異常な変化をもたらす事が確認された。
電子レンジ解凍生野菜を食べたあとでは、コレステロールが著しく増加。

●1991年ロシアのリタ・リー博士の臨床実験結果
電子レンジ調理をした肉に、Dニトロソディンタノラミンという発がん性物質が発生した。
電子レンジ調理された牛乳と穀物シリアルのアミノ酸の一部が、発がん性物質に変化した。
電子レンジで解凍した果物に含まれるグルコンドとガラクトシドが、発がん性物質に変化した。
生野菜、調理済野菜、冷凍野菜に短時間強いマイクロ波を照射したところ、植物性アルカロイドが発がん性物質に変化した。
実験された全ての食べ物の食品としての価値(ビタミンB複合体、ビタミンC、ビタミンE、ミネラル)が60%から90%低下することにつながる構造上の劣化現象が、顕著に見られた。

(中略)

このうち、一番怖いのは発ガン物質の発生っていうやつですが、これより衝撃を受けたのは、アミノ酸の変性ってやつです。
実はこの事はかなり有名な事実らしく、例のアンチエイジングクリニックの栄養士さんの本にも、アメリカ癌コントロール協会日本支部代表の森山晃嗣さんのインタビューにも出てきました。
わかりやすく解説すると、電子レンジでたんぱく質を加熱するとアミノ酸の型式が変わってしまうらしいのです。
地球上にあるアミノ酸というのは「L型」で、私達の体も、肉も魚も全部「L型」のアミノ酸で出来てます。

ところがそれを電子レンジにかけると「D型」に変化してしまうんですって。
でも、私らの体には「D型」のアミノ酸を代謝する酵素がないんですって!!

だから、まったく栄養にならないらしいんです。
栄養にならないだけならまだしも、これは代謝されず体内に残ると言うのです。
で、最近若い人にアルツハイマーが増えていますが、そういう若者の脳の血液の中に、なんかクズみたいなのがうようよ浮いてるんですって。
このクズがD型のアミノ酸じゃないかと森山さんは語ってらっしゃいました。

・・・えと、「それ、アミノ酸じゃないよっ、ソマチットだよ!」って乗ったげるべきか、「アミノ酸をどうやって見るの?」って突っ込んだげるべきか迷いますが、それはともかく。

 挙げられている電子レンジの有害性をまとめると、以下のようになります。

(1)
 トビラから電磁波が漏れると、細胞内のタンパク質が変性したり、白内障をひき起こす危険がある。
(2)
 食品の栄養素が壊される。
(3)
 発がん性物質が生成される。
(4)
 食品中の抗体、酵素が破壊される。
(5)
 免疫にダメージを与える。
(6)
 アミノ酸がラセミ化する。
(7)
 コレステロールが増加する。
(8)
 容器から有害物質が食品に移行する。

 ってトコロですね。

 じゃあ、これらの主張がナニを根拠にしているかと言うと、リンク先にも出てくる「Hans Hertel」と「Lita Lee」、この二人がどうやらキーマンのようで、海外のサイトを含め、有害論で挙げられている、実にバラエティ豊かな(と言っても、だいたい上で網羅されていますが)種々の有害性にたいして、出典として示されています。

 じゃあ、実際に彼らがそれぞれどんなことを言ってるのか、次回詳しく調べていってみましょう。ランセット誌、ねえ・・・

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コメント

ハブハンさま
こんばんは。
私のくだらない一言から、大変お手間をとらせてしまって、大変申し訳ございませんでした。

お礼と言っては何ですが、第三弾の内容を拝見させていただいた上で、「電子レンジ料理」を食べた後に貧血と同じ症状を起こすか(赤血球数の減少、あるいは赤血球数は変わらずHgbだけ減少)、また白血球が顕著に増加するかどうか、また可能であれば電子レンジ解凍生野菜摂取後、CHOが増加するかどうか、自分自身の体でデータをとってみたいと思います。一個人のデータでは何の信憑性も無いことは十分わかっていますが、「自分はこうだった」ということは知っておきたいと思いまして。

ただ今某国に出張中でして、帰国後落ち着いたら検証の計画を立てたいと思います。

投稿: まつ | 2012年2月28日 (火) 01時23分

まつさん、こんばんは。

 あ、べつに手間じゃないですよ。無理のない範囲で、ゆるゆると調べてますから。
 ってか、忘れたころに蒸し返してしまって、こちらこそすみませんでした(^-^; でも、いろいろ勉強しなおすいい機会になりました。
 「摩擦」とか「熱」とかって、とってもなじみ深いから知っているつもりになっていましたが、考えだしたらよく分からなくなっちゃいました。

 有害論について調べてみると、同じ情報がぐるぐるローテーションしているような感じで、どこからたどっても結局は、ヘルテルさんとリタ・リーさんがよりどころになっているみたいですね。「電磁波有害論」となると、また別かもしれませんけど。

 どんな実験だったら信頼できる結果が得られるのか、私もちょっと考えてみたんですが、やっぱりかなりの手間ヒマをかけて慎重にやらないとムリっぽいですね。まあ、臨床実験はおしなべてそうなんでしょうけど。
 まつさんの結果が出たらぜひ教えてほしいですが、お忙しそうですし、あまりご無理はなさらないでくださいね(^-^;

投稿: ハブハン | 2012年2月28日 (火) 22時00分

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