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いっぱいあると安心

 読んで、すごくナットクしたのでリンク。

忘却からの帰還さまのエントリ

互いに矛盾する陰謀論を信じること
「互いに矛盾する陰謀論を信じること」のIntroduction

 いや、ナットクというか「あー、あるある」みたいな(^-^;

[Wynne Parry: "Contradictions Don't Deter Conspiracy Theorists" (2012/01/27) on LiveScience (via Chris Moony)]

理論の矛盾は陰謀論者を思いとどまらせない

Did Princess Diana fake her own death to escape the public eye? Or was she killed by a rogue element of the British secret service?

If you agree with one of these theories, there's a good chance you'll subscribe to both even though one suggests Princess Diana is alive, the other dead, a new study indicates.

ダイアナ妃は世間の目を逃れるために自らの死を偽装した? あるいは英国シークレットサービスのゴロツキに暗殺された?

もし、これらの一方の説に同感するなら、たとえ、一方の説がダイアナ妃の生存を、もう一方が死亡を主張していても、両方の説を受け入れる可能性が高まることが、新たな研究でわかった。

It's known that people who believe one conspiracy theory are inclined to endorse others as well. But new research shows that conspiracy theorists aren't put off by contradictory theories and offers a reason why.

"They're explained by the overarching theory that there is some kind of cover-up, that authorities are withholding information from us," said Karen Douglas, a study researcher and reader in the school of psychology sciences at the University of Kent in the United Kingdom. "It's not that people are gullible or silly by having those beliefs. … It all fits into the same picture."

ひとつの陰謀論を信じる人は、別な陰謀論も同様に支持する傾向にあることが知られている。しかし、新たな研究は、たとえ複数の陰謀論が互いに矛盾していても、同様の傾向にあることを示し、その理由を提示している。

「それらの説は、『権力は我々から情報を隠蔽している』という、ある種のカバーアップが存在するという包括的な説によって説明されている。これらの説を信じているのは、人々が騙されやすく、愚かだからではない。それらの説がすべて、ひとつの同じ説明にフィットしているからだ」と、この研究を行った、英国University of Kentの心理学准教授Karen Douglasは言う。

(中略)

まったく矛盾する陰謀論を支持できるかどうかは不明だが、何らかの陰謀論を支持する人は「権力が邪悪な目的を推進するために、巨大な欺瞞を行っている」と矛盾しない陰謀論はすべて支持できてしまいそうである。

 一つの主張・仮説に対し、それを支持する複数の根拠が見つかることで確信をより深めていく、それ自体はごく自然なことですよね。
 でもふたつの根拠が互いに矛盾していたら(どちらか一方が成立したら、もう一方は成立しない状態だったら)、フツー私たちはこう考えます。

(1)
 ふたつの根拠のうち、少なくともどちらか一方は間違っている。
(2)
 相矛盾する根拠があることは、根拠がひとつだけであるよりも正しいことを意味しない。
(3)
 相矛盾する根拠がどちらも同程度の確からしさであった場合、それはむしろ、いずれの根拠も薄弱であるというコトを示している。

 でもこの、当たり前と思える考え方を陰謀論者はしないんだねえ、ということを感じたのが、kikulogさまのエントリのコメント欄でのやり取りでした。

11th of September
陰謀のふたつの顔

 ここのやり取りはとても長いのだけど、いわゆる陰謀論者がどのような考え方をするのかが仄見えて(不謹慎な言い方ですけど)おもしろいです。

 彼らは、政府を、権力を、あるいは少なくとも、なにかしらのメジャーな考え方を疑っているわけですが、それは陰謀論を正しいと思ったからではない。
 ハナからそれらを疑っているから、その疑いの後ろ盾になりそうな陰謀論を正しいと感じる、んですよね。そこまでの気持ちはなんとなく分かります。私だって、別に政府を信用しているわけじゃないし。
 イマイチわからないのはその先、彼らが相矛盾する主張のすべてを(それらが互いの主張の信憑性を貶めるにもかかわらず)擁護する(ように見える)ことです。
 とにかく頭数が勝負っ、みたいな印象。

 矛盾してようとなんだろうと、とにかく多方面から攻めることで相手を弱らせる、政治的な思考による行動なのかと思っていたのですが、実はおもしろい「物語」であれば良いのかも知れません(kikulogのなかでもそのような分析が出ていましたが)。

 よりひどい話を探しだしてきて「これはいかにも、アイツらのやりそうなことだ」みたいに憤る・・・ある意味、相手がムチャなことをやってこない存在だと信頼しているからこその行為、なのかも知れませんね。

<参考>
1.
分解 『911 ボーイングを捜せ』

2.
Skeptic's Wiki  911陰謀論

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