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社会的な評価は科学的妥当性を担保しない、ということ

 オオマサガスをめぐるやり取りについてもうちょっと言及。

<コメント欄でやり取りのあったエントリ>
永久機関じゃないから恥ずかしくないもん!

<関連エントリ>
(昨日の続き)ホントに永久機関じゃないかどうか確認してみた
オオマサガスまとめ

 あのコメント欄でのやり取りは、一見するとオオマサガスの科学的な妥当性についての争いに見えるかもしれません。でも実のところ、彼の人のコメントは、私の発言の信頼性を失わせるため、そしてオオマサガスの有望性を、実態とは無関係により大きく見せかけるための、多分に政治的なモノでした。
 他の場所ではこんな書き込みがされていたりとか。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/2092/1313082575/l50

 まあ、うちは影響のほとんどない弱小ブログだからどうでもいいんですがw このようなネガティブキャンペーンが少なからずインパクトを与えるケースもあるでしょうねえ。
 ところで私の文章って、本文とコメント欄とでそんなに違う印象を受けるでしょうか? ただ単に相手に合わせているだけじゃん。
 ホメオパシー関連の記事なんか、結構きつく書いています。
 んで、今回のコメントのやり取りも、相手に合わせた相応なモノでしょ。どんな相手に対しても聖人君子な対応ってのは、ワタシにゃ無理ですしするツモリもないです。

 それはさておき。

 こーいうヒトたちの考えていることってよくわからないトコロがあります。

 今回の事例はオオマサガスをめぐるやり取りだったわけですが、オオマサガスがもしホントにに有用なものだったら・・・いえ、少なくともそう確信しているなら、それを社会的に受け入れさせるために手段を選ばない、っていうのは、賛否は別として、動機は分かるわけです。
 ところがやり取りしてみると、どう見てもその有用性を確信させるなんらかの情報を持っているようにはまったく見えない。あのニュース番組を見て科学的妥当性を確信しちゃってる・・・と言うよりは、妥当性なんかどうでもいいと思っているようにしか見えないんですよね。

 オオマサガスは、社会的に受け入れられ、実用化されることを目指しているものです(たぶん)。となればその安全性、優位性は現実のものとして存在している必要があります。
 実はただの爆鳴気だった、なんてことになれば、安全性を偽って社会に受け入れさせるコトに意味なんかないでしょ? 不当に利益を得たり、意図的に誰かにリスクを押し付けたりする場合は別ですけど。

 実用性・優位性を謳うモノにとっては、その特徴・主張が妥当なものであるという科学的な裏付けを得ることこそが生命線です。
 それが得られないときに、表面を取り繕ったり、反対意見を圧殺しようとしたって、その行為によって実際の有用性が上がることは金輪際ないし、ミンナが「安全だ」と信じたからって、安全にはならないんです。
 にも関わらず、科学的妥当性を担保するコトをすごく軽く見ている、ようにしか見えないんですよね。根拠がニュースて。

 もちろんニュースにはニュースの役割があり、有用性があります。
 でも、それがなんらかの証明になるなんて思ってるヒトはイタい。さらにそういうヒトは、自分があるモノ・コトの科学的妥当性について、ニュースを見ただけで適切に判断できると自己評価しているわけで、二重にイタいです。
 なにより、社会的に認められようと正当な手段でがんばっている(はずの)開発者たちの足を引っ張る行為でしかないってことに、気づけ。

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コメント

何か難しそうに色々並べているが、世の中に安全な物があるか?
例えば灯油だってガソリンだって、大惨事になるし、ではオオマサガスは原子力と比べてどうだろう、爆鳴気だから駄目だといわれても原子力から比べれば月とスッポンだ。
無限動力は有り得ない等と決めつけるのは無知である。
今迄有り得ない事がドンドン発明されているのである。
こんな硬い事ばかり行っているうちに、外国にさらわれてしまうのが落ちだ。

投稿: | 2012年12月 8日 (土) 17時09分

あなたたちは、「匿名であることと、主張の妥当性との間にはなんの関係もない」という私の考えをくつがえそうとしてコメントしているの?

>何か難しそうに色々並べているが、

 どこの部分が難しいと感じたのか教えてください。必要に応じ、追加の説明、または本文の訂正をします。

>世の中に安全な物があるか?

 事象の地平線の向こう側の宇宙、そして(あるかどうか分かりませんが)宇宙の外側は、私たちにとって安全でしょう。
 ややアイロニカルな見方をするなら、私たちが認知できないモノは「安全」です。
 まあ、あなたの言う「世の中」にはそういったものは含まれていないのかも知れませんが。

 それ以外のものが安全か危険かは、時と場合によります。

>例えば灯油だってガソリンだって、大惨事になるし、ではオオマサガスは原子力と比べてどうだろう

 時と場合によっては、オオマサガスは「原子力」よりも危険です。
 んで、どんな扱いをすればオオマサガスは「原子力」や灯油やガソリンよりも安全と言えるのかが明らかになっていない。
 ってトコロをずっと問題にしているんだけど、読み取れない?

>爆鳴気だから駄目だといわれても原子力から比べれば月とスッポンだ。

 オオマサガスの開発者が、オオマサガスを原子力と同等の安全対策をして扱おうとしているのなら、だれもなにも言いませんって。
 あるいは少なくとも、爆鳴気と同等のものとして取り扱うのであれば、私はなにも言いません。
 それは私が、オオマサガスは爆鳴気よりも危険ってことはないだろうと思っているからですが、オオマサガスが爆鳴気以上に危険ではないということが確認されていない以上、オオマサガスを爆鳴気よりも厳しく規制しようとする動きがあったとしても、私は別に不自然とは思いません。

>無限動力は有り得ない等と決めつけるのは無知である。
 無限動力=永久機関のこととしてお書きになっているのかと思いますが、オオマサガスの妥当性を検討するのに、永久機関を持ち出す必要はありません。
 オオマサガスに関連する主張の中で、永久機関を前提しなくては成り立たないものがあるなら教えてください。

>今迄有り得ない事がドンドン発明されているのである。

 「科学的にあり得ない」コトと「科学的にあり得るが実現/実証されていない」コトとはまったく別です。
 現時点で妥当とされている科学的知見をくつがえす形で「有り得ない事がドンドン発明されている」などということはありません。
 「有り得ない事がドンドン発明されている」ような状態になれば、「有り得ない」と判断するベースになっている科学的知見は修正されるか棄却されます。棄却されない知見があったなら、それは科学的知見以外の何かです。

 あなたにとってオオマサガスは「有り得ない事」なのですか?
 私は今のところ、「あり得るけど無くてもおかしくはない。そして現時点であるとは言えない」ですが。今後、せめて安全性だけでもきちんと確認されるといいですね。

>こんな硬い事ばかり行っているうちに、外国にさらわれてしまうのが落ちだ。

 安全性すらろくに確かめられていないものを実用化する外国があるとしたら、私はその国をうらやましいとは思いません。
 外国が日本に先駆けて効果及び安全性を確立し実用化することがあるとしたら、それはただ単に日本の技術力がその国に及ばなかったというだけのことです。

 国の支援が得られなかったから? ネガティブな批判に妨害されたから?
 そういった壁を乗り越えられるだけの強い根拠を示せるかどうかも、技術力のうちでしょ。
 もちろん、不確定要素がある中であえて国が支援を行うということもあるでしょう。ですが、現時点でのオオマサガスレベルのものに対してまで支援を行うことに、私は賛成できません。どのようなものに支援を行うかについて、国が常に正しい判断をする訳ではありませんが、オオマサガスに関する判断に対しては、私は支持します。

 でも、国の援助が得られなかったとしても、私が有望視してなかったとしても、あなたたちがオオマサガスを有望視して、実用化に向けて個人的に援助することを、私は別に止めませんよ? いろいろな大学や会社も関心を持って、関わっているようですよね。
 国から支援を引き出せるような、有望な成果がそのうち得られるといいですね。がんばってください。

投稿: ハブハン | 2012年12月 9日 (日) 22時02分

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