「現代科学では解明されていないけれど効果がある」
久しぶりにメタな感じで。
代替医療を例にして書きますが、普遍的に当てはまる事だと思います。
「科学的には証明されていないけれど、確かに効果があるんだ」という主張に対して、「『効果がある』という主張も、科学的な裏付けがあってはじめて言えること」みたいなコトを以前こちらの記事で書きました。
これは「効果があるかないかは、科学的に検証可能である」ことを前提としています。確かめれば分かる事なんだから、確かめてから言いなさいよ、ってコトですね。
一方でニセ科学、あるいは非科学を「効果がある」と信じて利用なさっているかたたちの中では、「科学的には証明できないけれど、効果があるケースもある」ことが前提になっている場合がありそうですよね。
たぶんこんな感じ。
(1)
「大半の人には効かないけれど、ごく一部の人にだけ効果があるものが、見落とされてしまっている(そして自分たちはその一部なのだ)」
(2)
「ある特定の条件でのみ効果を発揮するものが、別の条件で検証されたために見落とされてしまっている(そして自分たちはその条件を満たしているのだ)」
(3)
「効果を打ち消すようなもの・環境の存在によって、本来の効果が失われてしまっている(そして自分たちは、その害を取り除いて実行しているのだ)」
(4)
「本当は効果がある事が証明されているのに、政府や製薬会社の陰謀で(以下略)」
わけて書いてみましたけど、(1)〜(3)はけっきょく「条件さえ整えてやれば効くんだけど、その条件を見逃しているから効かないと誤解されているんだ」ってことです。(4)は、まあ措いて(^-^;
んで、こういった理由で、本当は効果があるものを見逃してしまうものかどうかを考えてみました。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (1)
最近のコメント