ニセ科学と予防原則

kikulogで温暖化懐疑論の問題が取り上げられていました。
 「地球温暖化懐疑論批判」 

WIRED VISIONでも記事になっています。
「地球温暖化」を疑う人が増加:データで検証すると?

 私、実は温暖化対策に対してはちょっと懐疑的です(^-^;
 えっと、温暖化に対して、じゃないですよ。温暖化「対策」に対して、です。
 最初に言明しておきますが、私は人間の活動による二酸化炭素(及び温暖化ガス)の排出が地球環境に影響を与えている事はほぼ間違いないだろう,と思っています。
 だからこのエントリは,温暖化が科学的に妥当かどうか,というのとはちょっと違う内容です(上のリンクとも直接的な関係はないです。スミマセン)。

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個人の選択と社会の選択

 ニセ科学を批判することの意味については何回も書いたような気がするけれど,手を替え品を替えて繰り返してみます(※1)。

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グレーゾーンのコトをもう少し考えてみた

 グレーゾーンについて以前ちょろっと書いたのですが、もう少し考えてみました。なぜ「グレーゾーンが無い(狭い)に越した事はない(※1)」のか,の説明です。
 当たり前な人には当たり前の話なのかも。でもそうじゃないかもしれないので,とにかく書いてみます。

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100回に2回外れるクジと2回に1回当たるクジ、どちらを買いますか?

 ニセ科学批判者に対して「科学至上主義」「科学を信仰しているだけ」って投げかけるコメントを時々見ます。

 これ、気をつけなきゃいけないポイントなのは確かです。科学が今まで成果を上げていたからと言って、今後も大丈夫かどうかは分からない。科学が機能を十全に発揮するように、私達はしっかりチェックしなくちゃいけません。科学を盲信する姿勢は、厳しく戒められるべきだと思います。

 ん? よく考えたら、そのチェックがしっかり働いているからこそ、ニセ科学が分かるんですよね。ああ良かった(^o^)
 ニセ科学側の人に対しては、「盲信していないからこそ、ニセ科学が判別できるのだ」と答えられそうです。

 ただしそれは、科学に造詣の深い人たちのお話。
 私たち一般の消費者は,信仰云々は別としても、科学について理解できない部分を残したまま信じ,支持しているところがあるのもまた事実。先端科学はもちろん基本的な知識ですら,私が理解していないものってイッパイあります。
 にも拘らずなぜ私は科学を支持しているのか。その理由を、今日は書いてみたいと思います。

 このエントリは科学に不信感を持ち、科学的でないモノを(それが科学的でないからこそ)信奉する人たちへのアンチテーゼでもあります。ニセ科学は科学を装っているからこそ批判されるわけですが、科学を装っていなくても科学を否定するようなモノについては、私は反対するという事です。(※1)(※2)

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