『水は答えを知っている』が入試問題に採用されたらしい(ただし、去年)

 だいぶ前の記事だけど、今日見つけた。
 詳しい内容とかは分かんないけど、とりあえずメモ。

I.H.M.WORLD
『水は答えを知っている』が入試問題に採用されました

 採用して頂いた学校は、村田学園小石川女子中学校です。
(中略)
本書に女性のジョアン・デイヴィスさん(元チューリッヒ工科大学教授)の記述があり、この部分が試験に引用されています。
 試験問題を作成された先生のお話では、「将来的に大学教授になる位の夢を持って欲しい」という気持ちを込めて本書の文章を引用されたそうです。

 引用部分からは、水伝の主張が入試問題になったわけではないようにも読めますが、「水は答えを知っている」の該当ページ(おそらくp.95〜)を見ると、けっこう危うそうです。

 ジョアンさんがいま研究しているのは、水処理の問題です。世界で一般的に使用されているような長いパイプで水を供給するシステムでは、そこを通る水の構造はあまり体によいものとはいえません。水に高い圧力がかかることと、まっすぐなパイプを流れるうちに水のクラスター(水分子がいくつか結合した集合体)が壊れて、水に含まれていたミネラル分が外に出ていってしまうからです。
 たくさんの人によい水を供給し、貧しい人でも使用できるカンタンな水供給のシステムを作るにはどうしたらよいか−ジョアンさんはそれについて研究を重ねています。たとえば水晶を使うことなどをジョアンさんは提案しています。水に小さな水晶を入れると、水の中のミネラルがよくキープされ、この水を与えると植物もよく育ちます。またマグネットを使ったり、蛇口の部分で水が円を描くような動きをもたせる、などの水処理の方法も研究しています。自然に流れる水のよさをどうやって生かすか、というのがジョアンさんの研究テーマのようです。
(中略)
 ジョアンさんは、水の結晶に関する研究について、次のように語ってくれました。
「水の結晶の研究については、たくさんの方からの声が届いています。この研究は、大切な示唆を与えてくれると思います。一つは、水にもっと敬意を表するべきである、ということ。もう一つは、水がとてもデリケートなエネルギーに反応するのだということを知ることができること。
(中略)
いずれにせよ、自然に流れている水ではなく、ビンにつめられている水は気をつける必要があります。水は流れたがっているのです」

 さらに、p.108から引用。

先に紹介したスイスの水質学者、ジョアン・デイヴィスさんは、次のような興味深い話をしてくださいました。
「ある物理学者がこういう実験をしました。太陽系の星の位置によって、水がどのように影響されるかという実験です。いくつかのミネラルが溶け込んだ水を使って、惑星がある特定の位置にきたときに、水が吸い取り紙をどうのぼるのかということを実験したのです。
 すると、たとえば土星が地球に強い影響を及ぼしているときには、鉛が反応を示しました。鉛が溶け込んだ水だけが、吸い取り紙をのぼってきたのです。銅や銀、鉄といった他の物質は反応を示しませんでした。
 この結果からいうと、土星は、鉛という物質にとても関係があるようです。金属は人間の持つ感情、ムードと共鳴します。そういうことからいえば、土星は怒りのエネルギーと強い関連をもっていることになります。
 占星学などでいわれてきた惑星の性格というものが、金属と連動している可能性があります」

 繰り返しますが、どんな引用のされ方、出題のされ方をしたのかは分かりません。ですがこの本を読んでなお引用したのであれば、また、水伝に対する評価をまったく調べずに引用したのであれば、かなり不用意なのではないかという気がします。
 確信的に引用したのであれば論外ですが。

<すぐ追記>
TAKESANさんのブログinterdisciplinaryのエントリ

「水伝の本が入試で引用されたという話」


ブクマコメ

『水は答えを知っている』が入試問題に採用されました|TAKE ACTION FOR JAPAN エモトピースプロジェクト

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とうとう電子書籍に・・・

 こないだ、ケータイが壊れてしまったのを機に、iPhoneに替えました。
 タッチスクリーンの使い勝手は、思ってたよりもゼンゼンいいですね。ツメを伸ばしたり、ネイルつけてたりすると細かい操作はムリかな。でも普通にPCのキーボードを打てるくらいの長さだったら問題ないです。

 色々なアプリが充実してるのもいいです。ナビとか、カメラとか、ゲームとか、今までのケータイでもできてたことが多いのに、ユーザビリティの違いでしょうか、気軽に引っ張り出して、気軽に使っちゃうので、ほとんど毎日充電が必要になっちゃいます(^-^;

 そんな中、個人的にいちばん注目しているのが電子書籍です。これも前々からあって、でも品揃えに乏しく、欲しい本や最新刊などはやっぱり紙で手に入れるしか無かったんですが、iPadの登場などで、いよいよ本格化しそうな雰囲気ですよね。iPhoneの小さな画面で試してみましたが、けっこう読みやすいです。
 紙の本に対する愛着はあるんだけど、もうこれ以上本棚を増やしたくないし、京極さんの本は手が疲れるしw 旅行先、出張先などに何冊も書籍を持っていけるのは魅力的。どんな本でも購入できるように、早くなって欲しいです。「i文庫」だけでも十分楽しいんだけど、やっぱり最新刊も、ねえ。

 そんな中、今日もiTunes Storeでアプリを眺めていたら、とうとうリリースされてました。

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鉄は答えを知っている

 まだまだひっぱるよーw
 で、パロってみた。

******

 トツゼンですが、あなたは今、幸せですか?
 え、幸せ? そうですか・・・
 ・・・・・・・
 ・・・って、ハナシが終わっちゃうじゃないですかっ!!

 私たちは、日々の生活を送るだけでも疲労困憊、ですよねっ、ね?。
 朝、納豆を音速でかき混ぜてたら愛用のおハシが折れちゃったりとか、ドシャブリの中、無理して出かけたら10分後にキレイさっぱり雨が上がって、晴れ渡る街の中でぬれネズミとか、首を寝ちがえちゃった日に限って職場でレイアウト変更があって、ヒイヒイ言いながら机運んだりとか、目の前で電車が行っちゃって、ああ、あの信号待ちさえ無ければっ! とか、フタを開けるときに力が入りすぎて紅茶の葉っぱドバァッとか・・・ああぁぁ、私のアッサムティがぁ(泣)

 いったい、誰が世界をこんなふうw にしてしまったのでしょうか(ヒント:最初から)。みんな、大切なコトがなんなのか、自分の幸せがどこにあるのか、見失ってしまっています。その切実な問い掛けに、果たして答えなどあるのでしょうか。

 今日はミナさんに、唯一絶対の答え、の中のひとつ、を示したいと思います。

 私が言いたいのはつまり、「鉄サイコー!」ということなのです。

 ・・・えーと、「私ゃ鉄オタ! ノりまくるぜっ! トりまくるぜっ!」という意味ではありません。鉄道博物館は一度行ってみたいけど。

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続・読書感想_水は答えを知っている

 

 前回はつい逃避に走ってしまいましたがw 真面目な書評も挙げておこうと思います。
 と言っても、2001年発行の本ですから、私が駄文を連ねるよりも有用な書評がすでにたくさんあります。「水からの伝言」に関する情報も含め、参考になるところをいくつかリンク。

<リンク1>
水は答えを知っている - Skeptic's Wiki
<リンク2>
「水からの伝言」関連リンク集-選定版
<リンク3>
【作成中】『水からの伝言』の基礎知識【基礎編】

 ですので、私は自分の感じたコトを中心に、以下の2点からまとめてみます。

(1)本書のどこを信じてしまうのか
(2)本書はどのような役割を果たしているのか

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読書感想_水は答えを知っている

 「水は答えを知っている」(※1)がアマゾンで1円だったので、思わずポチっと購入してしまいました。と思ったら、キャッシュバックで1円戻ってきましたw ま、送料はかかってますけど。

 この本は以前ちらっと斜め読みしただけで、本格的に読んだのははじめてだったんですが、こんなにハラハラドキドキの展開だったんですね。

 簡単にあらすじを、引用と感想を交えながら紹介すると・・・

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ニセ科学ツアー_水からの伝言

 ちょっと長いエントリが続きます(^-^;

 今回は「水からの伝言」について取り上げたいと思います。
 簡単に紹介すると「水にありがとうと(良い)言葉をかけると綺麗な結晶が出来,ばかやろうと(悪い)言葉をかけると汚い結晶ができる」というもの。皆さんが一度は目にした事があるであろう,雪の結晶の事です。
 結晶の写真を集めた写真集が発売されていて,売れているようです。

 数年前,この本が道徳の授業でしばしば利用されていること(「だから綺麗な言葉を使いましょうね」みたいな指導?)が問題になり,ニセ科学としての批判が活発になりました。

 「道徳?じゃあ,科学とは関係ないんじゃないの?なんでニセ科学として批判するの?」と思われる方もいるかも知れません。その辺の事も含めて,紹介していきたいと思います。

 なお,言葉と雪の結晶だけじゃなくて,次のような事も言っているみたいです。
1.綺麗な言葉をかけると,ご飯が腐らない。
2.水が浄化できる。
3.クラシックを聴かせると綺麗な結晶になり,ヘビメタを聴かせると汚い結晶になる。

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