結局のところ、流派の争い以上のものにはならないようで

 日本ホメオパシー医学協会(以下JPHMA)発行のホメオパシー新聞4月13日号に、LIGAと呼ばれるホメオパシー関連団体に対して抗議した件が掲載されていました。
 
 LIGAの年次大会に関するニュースレターで、日本ホメオパシー医学会(以下JPSH)の理事である「R子」さんという方がお書きになった発表記事の内容が事実と異なる、というものでした。発表内容は「ビタミンK不投与事件」に関するものです。
 
 以下、とばしとばし引用してみます。ポイントのみ取り上げますので、全文はリンク先をご覧ください。

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NHKスペシャルでがんワクチンが取り上げられていた

 一昨年のことですが、知り合いのお父様がガンで亡くなりました。
 発見されたときには末期で、少しでも延命を目指して副作用の大きい治療を選択するのか、痛みの緩和を重視した治療を選択するのか、大きな葛藤があったそうです。
 最終的にはご本人の希望を尊重し、ペインコントロールしながら自宅で生活を続け、最期は家族にみとられました。
 
「父にいい加減な民間療法を勧めてくる人たちに憎しみを抱いたことがある」
 普段は穏やかなその知り合いは、語気を強めてそう言いました。
「善意なのは分かるから何も言わなかったけれど、それでも自分の気持ちを抑えられなくなりそうなことが何度かあった」と。
 知り合いは、そしてお父様はそのような民間療法を選択することはなく、通常の医療を受けながら家族との充実した時間を大切に過ごされ、その選択を後悔しなかったとのことです。
 しかし、生死の狭間にたたされて、誰もが冷静な判断ができるわけではありません。
 ワラにもすがりたい患者さんを惑わせ、判断を狂わせるような怪しい情報に対しては、社会として批判の声を挙げていくことが重要だと思っています。
 
 NHKスペシャルで、がんワクチンの特集が組まれていました(※1)。
 ネットで「がん」「ワクチン」で検索すると、怪しいものがちらほら混じっていたりするのですが、この番組で紹介されていたものはきちんとした治験を実施している、少なくとも手続き上はきちんとしたものです(効果は現在のところまだ明らかではありません)。
 手術、放射線治療、化学療法に続く第4の治療法として期待されているとのことで、有望なものについては一刻も早く治療法が確立され、多くのかた達の支えになって欲しいと願わずにはいられません。

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繰り返すべくして、繰り返す

琴子ちゃんのお母さまのブログ、助産院は安全?の記事を拝見しました。


助産師会、全く反省の色なし。
この一言しかありません。
(中略)
いろいろな問題は解決しないまま、ただ「あれはやめたから」だけで、相手変えず。要するに、根底にある思想からの見直しが全くされていないということです。
(中略)
助産師の方たちはどうして「病院」というところへは意識が戻らないのですか? 医療はそんなにダメですか? 医療という言葉、病院というだけで、「不要な介入」という意識にしかなれませんか? こういうことに時間やお金を使うのならば、なぜ、危険な状態をいかにして察知するかのための研修や研究、そして勉強に使わないのでしょうか?
(中略)
なぜ、思想からして医療以外のものに支配されないといけないのでしょうか。
 
 「反省の色なし」とは、山口県で起きたK2シロップ不投与事件を指しています。詳細は、琴子ちゃんのお母さまの記事の各リンク先や、Skeptic's Wikiの関連ページをご覧ください。
 簡単に言うと、ホメオパシーに耽溺した助産師が、乳児にたいして有効であることがきわめて明らかになっているK2シロップを与えず、代わりに効果がないことが明らかな「K2レメディ」(※1)を投与し、結果として赤ちゃんを死なせた事件です。
 当該助産師は行動に際して親御さんには何も知らせず(※2)、母子手帳にウソの記載をして担当医師をだましていました(※3)。
 

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読書感想_毒と私(10)

 前回の続きです。
 今日からいよいよ、本編突入ですねっ!

 ・・・っと、その前にひとつお知らせ。「毒と私」の読書感想は、今回が最終回です(爆)

<過去のエントリ>

読書感想_毒と私

読書感想_毒と私(2)

読書感想_毒と私(3)

読書感想_毒と私(4)

読書感想_毒と私(5)

読書感想_毒と私(6)

読書感想_毒と私(7)

読書感想_毒と私(8)

読書感想_毒と私(9)

<著者の反省半生について書かれている本編>

 本編の目次はこんな感じです。

第1章 苦しみをのみ込むな!
第2章 自分を解放しろ!
第3章 気づけ!すべてがゆがんでいる!
第4章 目覚めよ! 事なかれ主義の日本人たち!
第5章 愛に生きろ!

 ビックリマークがお好きなんですねっ! ・・・そういえば最近、ジャンプ読んでないなあ。

 以下、章別にカンタンにご紹介。

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読書感想_毒と私(9)

 前回の続きです。

<過去のエントリ>

読書感想_毒と私

読書感想_毒と私(2)

読書感想_毒と私(3)

読書感想_毒と私(4)

読書感想_毒と私(5)

読書感想_毒と私(6)

読書感想_毒と私(7)

読書感想_毒と私(8)

<患者の選択の権利について>

 「患者にはホメオパシーを選択する権利がある」って言われても、患者が権利を十全に行使するにも前提があるわけで。

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読書感想_毒と私(8)

 復帰しました。んで、前回の続きです。

<過去のエントリ>

読書感想_毒と私

読書感想_毒と私(2)

読書感想_毒と私(3)

読書感想_毒と私(4)

読書感想_毒と私(5)

読書感想_毒と私(6)

読書感想_毒と私(7)

<科学ではまだ解明できていないだけだだだっ>

 ホメオパシーが効く/効かないについて書かれている部分は、まあありがちな主張が並べられています。

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読書感想_毒と私(7)

 前回の続きです。このあとしばらく更新できなくなっちゃうので、今日がんばる。

<過去のエントリ>

読書感想_毒と私

読書感想_毒と私(2)

読書感想_毒と私(3)

読書感想_毒と私(4)

読書感想_毒と私(5)

読書感想_毒と私(6)

<ホメオパシーは効果のある療法?>

 ホメオパシーそのものについてはコレまでも何度も触れてきましたけど、また書いてみます。

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読書感想_毒と私(6)

 前回の続きです。って、いつまで続くんだコレ(;;;´Д`)
 えーと、とりあえず、「はじめに」だけでも、ひと通りはさらっておきたいと思います。ってことは、あと2〜3回、かな?

<過去のエントリ>

読書感想_毒と私

読書感想_毒と私(2)

読書感想_毒と私(3)

読書感想_毒と私(4)

読書感想_毒と私(5)


<助産師がK2ドロップを投与しなかったことは、正当化できるのか>

 本書の中では、助産師の不投与行為そのものの是非についても触れられています。

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読書感想_毒と私(5)

 前回の続きです。

<過去のエントリ>

読書感想_毒と私

読書感想_毒と私(2)

読書感想_毒と私(3)

読書感想_毒と私(4)

<理由を明示しないのはいったいダレか>

 本を読み進めていくと、著者がいったい、ビタミンKを投与するべきだと思っているのか、投与するべきでないと思っているのか、分からなくなってきます。

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読書感想_毒と私(4)

 前回の続きです。

<過去のエントリ>

読書感想_毒と私

読書感想_毒と私(2)

読書感想_毒と私(3)

<K2シロップの効果>

 ビタミンK不投与事件では、朝日新聞を中心に、様々な報道がされました。著者はそれに対し、

(p.2より引用)

 マスコミの報道には、私たちの把握している事実と異なる点がいくつかありますが、(以下略)

としており、さらに本書の6ページから、その「異なる点」について説明しています。
 どんなことが「事実と異なる」と言っているのか、見ていってみましょう。

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