シャープの掃除機に、景表法第6条に基づく措置命令

NHK NEWS WEBより
 
 
大手電機メーカーの「シャープ」が製造、販売した、イオンを発生させる装置を組み込んだ掃除機について、消費者庁は、カタログなどにアレルギーの原因となる物質を分解、除去するなどと表示していたにもかかわらず、実際に室内で使用した場合、その性能はなかったとして、「シャープ」に景品表示法に基づいて再発防止を命じました。
命令を受けたのは、大阪市に本社がある大手電機メーカー、「シャープ」です。
消費者庁によりますと、「シャープ」は、おととし10月ごろからことし4月ごろにかけて、「プラズマクラスター」というイオンを発生させ、空気を浄化するという装置を組み込んだ掃除機について、カタログやホームページで「ダニのふん・死がいの浮遊アレル物質のタンパク質を分解・除去」、「掃除機の中も、お部屋の中も、清潔・快適」などと表示していました。
こうした表示について、消費者庁は、室内全体で、アレルギーの原因となる物質を分解・除去する性能があるかのような印象を受けるとして、研究機関に実際にこの掃除機を室内で使用した場合の実験を依頼したところ、表示のような性能はなかったということです。カタログなどでは、「1立方メートルのボックス内での実験結果」などと注釈がつけられていましたが、消費者庁は、消費者に誤解を与える表示だとして、「シャープ」に対し、景品表示法に基づき再発防止を命じました。
「シャープ」は指摘を受けた表示について、先月までに修正したということで、「今回の命令を真摯(しんし)に受け止め、すべての広告表示について法令等の指針を順守するよう再徹底するとともに、社内のチェック体制を強化し、再発防止に努めます」とコメントしています。

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続々と「隠された事実」が見つかることに、そろそろ疑問を感じてもいいのでは。

 NATROMさんが突っ込みを入れていたこちらのネタが・・・かどうかは、実際に読んでいないので断定できないけれど、武田邦彦さんがタバコの害に関する本をお出しになったようです。
 
 
 amazonの内容紹介を見てみると・・・
 
感情論に振り回されていると、真実が見えなくなることがある。
「禁煙すると肺がんが増える」。
これは誤植ではない。この40年でタバコを吸う人の数は2分の1に減ったのに、肺がんになる人は5倍に増えたのである。(本文より)
 
ってことで、主張の内容はさらに進化している模様(※1)。
 
 
<注釈>
※1
 

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この円グラフで赤く塗ってあるところが男性の「喫煙者の肺がん」です.一見して「なるほど、タバコを吸うと肺がんになる」と思いがちですが、この研究は約10年間にわたって行われ2007年に発表されていますから、おおよそ2000年ぐらいを中心に調査されたものです。
 
「タバコを吸うと肺がんになる」と言っている人は「喫煙している時期が20年ぐらい前」と言っていますから1980年ぐらいの喫煙率がこれと対比されます。1980年の男性の喫煙率は70%ですから、この69.2%という数字は、実は「タバコを吸っても吸わなくても肺がんは同じ」ということなのです。
 
 8ヶ月前の記事は「吸っても吸わなくても同じ」だったのに、本の内容紹介では「禁煙すると増える」になってます。
 BLOGOSの記事はネタ元とかが分からない状態で、ただポンと円グラフだけが載せられています。
 一般に認識されていることとあまりにかけ離れているので、そのまま鵜呑みにする人は多くないだろうけれど、他の似たような情報とあわせ技で「やっぱりそうなんだ! しかも大学教授のお墨付きだ!」なんて思っちゃう人はいるかも(タバコ吸っている人とか、特に)。
 こういうのに対するツッコミが、探せば見つかるっていうのはありがたいことですねえ。
 
 アマゾンの書評はまっぷたつに割れててある意味象徴的。

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リスクとベネフィット

NHK NEWS WEB
10月31日 17時30分
 
日本脳炎の予防接種を受けた子ども2人がその後死亡したことについて、厚生労働省の専門家会議は、現時点では明確な因果関係は認められないとして、接種を継続することを決めました。
日本脳炎のワクチンでは、今月、岐阜県で10歳の男の子が接種直後に意識を失い、その後死亡したほか、ことし7月にも別の子どもが接種を受けた1週間後に急性脳症で死亡しました。
31日に開かれた厚生労働省の専門家会議では、2人の子どもの死亡とワクチン接種との因果関係について議論が行われました。
岐阜県の子どもは、持病の治療のため、主治医の指示の下、一緒に飲むと死亡する危険性があるとされる2種類の薬を飲んでいたということです。
このため会議では、「薬の副作用などほかの要因で死亡した可能性が高く、因果関係は薄い」という見解をまとめ、さらに詳しく調べることになりました。
また、急性脳症で死亡した子どもについては、症状から別の感染症の疑いがあるものの因果関係を否定する明確な根拠もないとして、「接種によって急性脳症が起きたかどうか分からない」として、引き続き調査を行うことになりました。
そのうえで専門家会議は、現時点では明確な因果関係は認められないとして、接種を継続することを決めました。
会議では、現在のワクチンに切り替えられた3年前から、接種後に脳炎などの重い症状が出た事例が19例あったことも報告されましたが、いずれも現段階では明確な因果関係は認めらないとして、さらに調査することになりました。
専門家会議では、年内に改めて会議を開き検証を進めることにしています。
 
 テレビニュースでも流されていましたが、ちょっと「んー?」って思ってしまいました。
 「因果関係が認められない」ってのは、それはそうなんだろうけれど、その一言で納得する親御さんはいったいどれくらいいるでしょうか。特に、実際にお子さんをなくされたお父さん、お母さんは割り切れないんじゃないのかな。
 当面継続を決定する理由は、「因果関係が認められない」に加えて、「やめることのリスクが大きい」もあるはずですよね。
 こういうニュースを流す時は、予防接種を中断することによって、いったいどれだけの人がリスクにさらされることになるのか、それもあわせて伝えて欲しいなあ、と、思ったのでした。そういう情報がないとどうしても「利権が」「陰謀が」とか考える人、出てきちゃいそうです。

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雑感_iPS騒動

 山中伸弥教授のノーベル賞受賞の話題がかすんでしまった感があるのは、本当に残念なことです。

朝日新聞の記事より

読売新聞がおわび掲載 iPS臨床「誤報と判断」

 iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った世界初の臨床応用を森口尚史(ひさし)氏(48)が行ったとする読売新聞の報道について、同社は13日付朝刊で「同氏の説明は虚偽で、一連の記事は誤報と判断した」との見解を示し、「おわび」を掲載した。また、共同通信も「言い分をうのみにした」などとする検証記事を配信した。

 各社に先駆けて報じた読売新聞はこの日の1面で、森口氏の論文の「共同執筆者」とされる大学講師が論文執筆に関与していなかったことや、研究成果について米ハーバード大の関係者らが真実性を否定していることなどを根拠に虚偽と判断したと説明。「iPS心筋移植」などと報じた11日付朝刊1面や関連記事、同日付夕刊1面などの記事に誤りがあったとした。

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法から逸脱さえしてなければ何でもやっていい訳ではない(と、彼ら自身がゆってます)

 いちおー復帰。まあぼちぼち、ゆるゆるやっていきます。
 んで、ちょっと前のニュースですが。

<イオンドライヤー>家電大手4社、不十分な実験で効果宣伝
毎日新聞 8月23日(木)19時14分配信

 「イオン発生機能付き」をうたう高性能ドライヤーについて、家電大手4社が十分な実験をせずに髪の潤いや保湿の効果があると宣伝していたことが、東京都の調査で分かった。都は景品表示法の不当表示に当たる可能性があるとして、適正な実験をするよう業界団体に要請。4社はカタログや広告の内容などを改める方針だ。

 各社のイオンドライヤーは、電気を帯びた粒子を風と一緒に放出し、水分を髪に吸着しやすくする機能などをうたっている。価格は数千~2万円程度。製造大手のパナソニックによると「乾かすだけでなく、毛髪のケアも一緒にしたい」という消費者のニーズに応えて需要が伸び、11年度に国内で出荷されたドライヤー約580万台のうち約7割を占めるという。

 都生活文化局は1月、国内メーカー4社(パナソニック、シャープ、日立リビングサプライ、東芝ホームアプライアンス)の商品の広告表示を調査。その結果、全社の商品で効果を示す根拠となった実証実験の問題点が見付かった。

 ある商品は、冷風モードで20~30分かけ続けた時のデータを表示。1回5~7分、冬は温風モードを使うのが一般的な使い方とされており、実態に即していなかった。また、3社の商品は被験者が1人だけで、個人差の検証をしていなかった。イオン発生機能がない商品との比較をしていないケースも2社であり、ドライヤーの使用前後のデータだけで頭皮の脂の低減効果を強調するなどしていた。

 都は7月、メーカーや小売店でつくる「全国家庭電気製品公正取引協議会」に、十分な実験結果を得たうえで効果を表示するか、表示を変えるかするよう要請。4社はいずれも取材に対し、要請に従う姿勢を示した。パナソニックは「指摘を真摯(しんし)に受け止め、消費者に誤解がないように改善したい」、シャープは「次の機種から改善する」とコメントしている。

 都取引指導課の松下裕子課長は「メーカーの説明が足りない。誇大表示になっていないか今後も調べる」と話している。【柳澤一男】

 うーん、マイナスイオン、あるいはその後継の○○イオンに関して、その効果がきちんと確認されているのかどうかについてはだーいぶ前から議論されていたんですが、その後も結局、きちんとした効果の検証ができないまま今日に至っている、ってコトでしょうか。
 まあ、髪のツヤだとか、しっとり感だとか、確かに客観的な評価をまとめにくい指標だろうとは思います。でも、消費者の「コレいいっ!」っていう評判をよく聞きますが、その実感がホンモノだったら、確かめられないことはないと思うんですよね(本人に対するアンケートっていう形でも、きちんとブラインドテストの体裁を整えたら、差の有無の確認はできるんじゃないかな)。

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普通に見れば、普通の科学のプロセスなんだけど

ニュートリノ「光より速い」撤回へ(2012年6月2日09時10分 読売新聞)

 素粒子のニュートリノが進む速度について、名古屋大などの国際研究グループ「OPERA」は、昨年発表した「光より速い」との実験結果を修正する方針を決めた。

 指摘されていた実験の不備を解消したうえで先月、再実験し、ニュートリノと光の速さに明確な差は出なかったという。事実上の撤回で、3日から京都市で開かれるニュートリノ・宇宙物理国際会議で報告する。

 うーん、ちょっと残念(^-^; 世紀の大発見とはならないみたいですね。
 まあ、接続ミスの話はかなり早い段階から出ていましたし、予想されたことではありましたが。

 残る興味は、相ま系のヒトたちから陰謀論がどれくらいのタイミングで出てくるか、ですね(爆)

 「シュタインズ・ゲートには、内部告発者からの真実のメッセージが隠されていたんだよ!」
 「な、なんだってー!!!!」

みたいな。

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とても分かりやすい基準ではあるのだけど

 こんな記事を見つけました。

腹囲パスの非メタボ、高血圧などあれば保健指導

 厚生労働省は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に注目した特定健診・保健指導(メタボ健診)で、腹囲が基準値未満のため「メタボ」とみなされない人でも、高血圧や高血糖などの危険因子を持つ場合、きめ細かな保健指導を行うよう、事業者や市町村に求める方針を決めた。

 男性85センチ、女性90センチの腹囲基準は見直さず、新たな保健指導は、メタボ健診制度とは別の枠組みで行う。同省の「健診・保健指導の在り方に関する検討会」で28日に中間とりまとめを行い、2013年度の制度見直しに反映させる。

 現在のメタボ健診は、腹囲が基準を超え、高血圧、高血糖、脂質異常の危険因子があると、特定保健指導の対象となる。しかし、腹囲が基準値未満だと、体格指数(BMI)が25未満なら、危険因子があっても指導の対象外だった。

 厚労省研究班の調査で、腹囲が基準値未満でも、危険因子が重なると、心臓病や脳卒中の発症の危険性が、同じように高まることがわかり、同省は、危険因子を持つ、こうした人たちを放置できないと判断した。

(2012年3月27日 読売新聞)

 うーん、やっぱメタボ健診ってビミョー(^-^;
 ちょっと疑問に思っているところをメモっておきます。

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ワクチン2種を一時見合わせ=同時接種後に4児死亡—厚労省 (時事通信) - Yahoo!ニュース

 こんな記事が出ていますね。

リンク: ワクチン2種を一時見合わせ=同時接種後に4児死亡—厚労省 (時事通信) - Yahoo!ニュース.

小児用肺炎球菌ワクチンと細菌性髄膜炎を予防するヒブワクチンの同時接種を受けた子供の死亡例が相次いで報告されたとして、厚生労働省は4日、両ワクチンの接種を一時見合わせるよう自治体などに伝えた。
 同省によると、死亡したのは兵庫県の宝塚市と西宮市、京都市、川崎市の4人で3カ月〜2歳。いずれも両ワクチンや、これにDPT(ジフテリアなど3種混合)を加えた3種類の同時接種を受けた翌日や3日後に死亡した。
 報告した医師は接種と死亡の因果関係を「不明」などとしたが、同省は念のため当面接種を見合わせる必要があると判断。週明けにも専門家を集めた検討会を緊急開催し、検証することを決めた。 

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「ホメオパシーで長女死亡」助産師と母親和解 山口地裁_asahi.com

 以前こちらのエントリで取り上げた事件で和解が成立してたみたいです。

リンク: asahi.com(朝日新聞社):「ホメオパシーで長女死亡」助産師と母親和解 山口地裁 - アピタル(医療・健康).

 生後2カ月の長女が死亡したのは、ホメオパシーという民間療法をする助産師が適切な助産業務を怠ったためだとして、山口市の女性(33)が助産師を相手 取り、約5600万円の損害賠償を求めた訴訟で、助産師側が女性に和解金を支払うことで合意したことが21日、分かった。和解金は数千万円とみられる。
(中略)
 女性は、助産師が、母子手帳にあるK2シロップの投与欄に「投与した」とうその記録をしていたことや、K2シロップを投与しない場合の危険性を説明しな かったとし、「助産師の過失により長女は死亡した」と主張した。助産師側は、K2シロップの代わりに、ホメオパシーで飲み薬のように使われている特殊な砂糖玉「レメディー」を与えていたと説明していた。

 第一報から半年くらいですから、かなり早い段階で和解に至った印象。報道のタイムラグもあるのかも知れませんけど。お子さんを失った悲しみの中で裁判を行うことの心的負担を考えれば、短期間で終了したのはとにかく良かったと思います。

 もちろん、原告と被告が和解に至ったという事実は、ホメオパシーが内包する問題の解消を意味するものではありません。
 裁判に関する報道を受けて各ホメオパシー団体が公表した「見解」の中に、事件を「ホメオパシーの問題点」として捉えたモノがひとつたりとも存在しなかった、という事実は、むしろ問題の根深さをこの上なく浮き彫りにしたと言えます。
 これは例えるなら、汚職事件が発生したときに各政党が「汚職は一部の政治家、一部の政治団体の問題であり、我が党や政治の仕組みが悪いわけではありません」と表明する、みたいな状態です。

 この件について取り上げている各サイトさまの記事をまとめておきます。つっても、Skeptic's Wiki「ビタミンK不投与事件」の項目ですでにほぼ網羅されていますが。

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【日本の議論】ホメオパシーは有効? 「副作用もないが治療効果もない」VS「科学的に有効性が証明」- MSN産経ニュース

 取り敢えずリンク。

リンク: 【日本の議論】ホメオパシーは有効? 「副作用もないが治療効果もない」VS「科学的に有効性が証明」 (1/4ページ) - MSN産経ニュース.

 今までのまとめ的な感じで、特に新規なことが書かれているわけではないけれど、色々なところが取り上げるのはいいことだと思います。
 現時点でナニが変わったわけでもなし(※1)、この問題はまだまだコレからですねえ。自浄の動きがまったく見えないのが、なんともヤな感じです。

<注釈>
※1
 いや、色々変わってきてるんですけど、様々な問題、特に医療ネグレクトの発生が実際に減少するほど変わっているかというと、もうひと息、もうふた息といったトコロでしょうか。

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